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【浅草エーラウンド】革の街、浅草で革小物をつくる人気クラフトラリーに参加してきた!前編

2018/04/28

どうも、今1番ものづくりがしたくて仕方ない、ウエダです。

 

突然ですが、皆さん革小物ってどのくらい興味ありますか?
そう、「人それぞれ」ですよね。

 

はい。この話は終わりです!

 

というのは冗談で、DIYや自分でつくったものを売れるアプリなどが流行る昨今、革小物市場もなかなか熱いです。

 

奥浅草と呼ばれる地域は革小物がとても有名ですが、実は革を買って→型で抜いて→金具で止めて→…という制作が、浅草の中だけで完結できることを知っていますか?

 

そして、そんな革小物のものづくり人気ツアーが、お手頃価格で開催されていることをご存知ないでしょう?(断言)

 

ということで、今回で10回目を迎える

「革とモノづくりの祭典 浅草エーラウンド」

というイベントの中の
「奥浅草の工場を巡りながら革製品が作れるクラフトラリー」
に参加してきました。

 

エーラウンドさんのフェイスブックには、このイベントについてこう書かれています。

 

「150年近く続く革靴の生産地であるという浅草の意外な一面を、楽しみながら知ってほしい──。浅草エーラウンドは、工房や地域のお店のみなさんの、こうした想いから始まったイベントです。

 

観光地・浅草の奥座敷、革靴の生産出荷額日本一を誇る「革のまち」である奥浅草エリアを中心に、普段は非公開の革靴づくりの現場や地域のお店などを巡り、モノづくりのDNAが息づく街の魅力を伝えます。

 

革靴工場や革卸問屋、街の飲食店や雑貨店の催す「まち歩きツアー」や職人やクリエイターによる「ワークショップ」、作り手自らが販売し一点モノもある「買い物」や、モノづくりの作家さん・メーカーさんの活動を後押しする「仕入れのサポート」など、エリアの魅力を体感できる内容が満載です。」

 

はい、説明する必要もないくらい、わかりやすくて魅力的な文章。ライターとして参考にさせてもらいます。(引用すな)

 

ということで、まずは革小物をつくるためには、革選びから。スタート地点は久保柳商店さん。
 

 

お店の名前が入った大きな革。背中で切った牛半分の大きさです。ご立派。
 

 

こちらが商店の社長である一條さん。優しい笑顔と頼りがいのある下町の男全開なお兄さんです。
 

 

商店にはカラフルな革がたくさん。この中から、好きな革と作りたいものを選びます。
 

 

今回は、ポーチ、キーホルダー、キーケースから選ぶことができました。革によっても厚さや感触が違い、使い込んだ後の色も変わるので、みんな真剣に選びます。

 

ウエダはクリーム色っぽい革を使って、ポーチをつくることに決めました。
 

 

革を選び終わると社長自ら、かわいい紙袋に入れて渡してくれました。
 

 

実はこの中に黒い箱が入っていて、参加者へプレゼントの銀の猫のキーホルダーが…!
 

 

かわいいいいいいい、素敵なお土産までくれるなんてサービス精神すごい!
 

 

ツアーを率いてくれるのは、のちに出てくる株式会社丸上さんの上原さん。気さくで面倒見のいい方でした。
※奥で白い顔してるのが二日酔い+寝不足だけど頑張るうちの編集長です。
 

 

選んだ革を持ってきたのがこちら、高久商店さん。
 

 

この白いペンキで塗ったような文字と、ガラガラ音のする引き戸。たまらないです!

 

ここでは、裏革をつけていく作業をします。商店内は独特の革の匂いとのりの匂い。奥浅草の革関連の職人さんたちは、この独特の匂いに慣れ親しんで育ったそう。興味深いです。
 

 

裏革は2種類の色から選べます。
 

 

これは表の革を裁断していくための型。この型に合わせて印をつけ、ハサミで切っていきます。
 

 

参加者の皆さんは器用な方ばかりで、手馴れていました。
 

 

印をつけていくとこんな感じになります。
 

 

はい、もちろんウエダも裁断頑張っております!!!
 

 

あまり器用な方ではないです(笑顔)
 

 

切り終えたら、裏に糊を塗って、
 

 

裏革に貼り付けます。高久商店さんでの作業はここで終わり、次は刃型屋さんで裁断します。

 

 

株式会社東京刃型さんで裁断。
 

 

編集長、頑張って付き添ってくれています。ハードスケジュールなのに。前日1時まで飲んでたのに。

 

 

こちらが刃型たち。なかなか馴染みのない道具に、興味津々です。この刃型を革の上において、1.5トンの重さでプレスすると、型の形に綺麗に切れて、開けたいところに穴も開く優れもの。
 

 

まずは革をセットして刃型を置き、裁断機をその上にセットする。
 

 

ガシャン!
 

 

型は違いますが、こんな風に綺麗に抜けます。裁断できたころからいよいよテンションがあがってきます。1つ1つ段階を踏むごとに、革に愛着が湧くんです…!
 

 

東京刃型さんでは、特別に2階にある工場も見学、体験させてもらいました。 
 

 

割と工場見学もじっくり見ちゃうタイプのウエダ、職人さんの技をガン見。しかし少しもテクニックが見抜けない。
 

 

実際に参加者さんも体験させてもらっていました。サービス精神旺盛なおじさまが多い浅草!
 

 

なぜかわくわくしてしまう、溶接シーンも見せてくれました。こうやって刃型ができて、裁断に繋がるんですね。

東京刃型さんで革を裁断し終えたら、次はポーチに使う金具を決めていきます。
 

 

金具を選ぶのはこちら。ツアーを率いてくれている上原さんが代表取締役を務める株式会社丸上さん。
 

 

 

中に入ると、まずはこの創業75年の会社のお話を聞かせてくれました。
 

 

 

丸上さんは、金具と靴のヒールを扱っているお店です。
 

 

数種類の金具から、自分のポーチにあった色のものを選びます。
 

 

ウエダが必死に金具を選んでいると…?なんだか後ろでは楽しそうにわいわいがやがや。あれ?編集長も混ざってる…?

 

 

「ねえ見てみて。もらっちゃったw」と笑顔の編集長。

もらっちゃったじゃないですよ!!!なに一人で楽しんでんですか!!!(ウエダも十分楽しんでる)
 

 

金具を選んだ後は、丸上さんのお店の裏、ヒール制作の場を見させてもらいました。
 

 

こちらはコンピューター切削機。これでヒールをつくっていきます。

 

 

うんうん、見たことある気がするこの形のヒール。

さあ、金具も選び終えたら最後はポーチをつくっていきます。場所を移動して、富田興業内にある桜橋レザーパークへいきます!

 

 

富田興業さん、さすがロゴがかっこいい。入口がかっこいい。
 

 

桜橋レザーパークはすでに人で賑やか。ツアー以外にも、この場所で様々なワークショップが行われています。
 

 

その一角で、最後に金具をはめ込んでいく作業をします。対になっている金具同士をはめるのには、この道具を使います。
 

 

ぐいっとレバーに体重をかけると、上下のパーツが1つに合わさります。
 

 

金具が取れないかしっかり引っ張ってチェックもします。

 

 

完成したポーチたちは、それぞれが個性溢れるものとなりました。

 

 

ウエダのは左側のクリーム色。見れば見るほどかわいく思えるので、おばあちゃんになっても使い続けると心に誓いました。

 

一人一人が革を選び、裏革をつけ、裁断し、金具をつけたこのポーチ。思い入れと愛着がすごいです。

 

浅草の地を地元の方と探索しながら、歴史などの話も聞けて、そして思い出の革小物もつくれる。これで参加費1,000円+材料費はとても価値があってコスパがいいです。

 

エーラウンドは今回で10回目、定期的に春と秋に開催されます。毎回この人気のクラフトラリーは行われているようなので、ぜひ次回は参加してみてください。

 


さて、このクラフトラリーは序章にすぎませんでした。まだまだ終わりません。

 

午前中にこのクラフトラリーを満喫したCOREZO!部隊は飽き足らず、午後の「靴のできるまでツアー」、「秋に向けてのキックオフパーティー」に参加します。

 

後編では、「靴できツアー」レポと、キックオフパーティーで聞けた素敵な職人さんたちの熱い想いをお伝えしていきます。

 

イベントに関する詳細はこちら→「革とモノづくりの祭典 浅草エーラウンド」

 

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この記事を書いた人

ラテン大好きライター ウエダ

ヒトと海と旅が好き。おばあちゃんのもっと前、天明時代からずっと家族で下町暮らし。WEB系の会社で2年お勤め後「世界中の友達の頑張りを発信したい」という想いで、フリーライターへ。
まずは浅草の下町ファミリーの頑張りを発信、応援していきます♪
ブラジル大好き!南米大好き!な25歳です。