平成ももうあと半年ほどで終わりですね。
わたしスエカワは、平成の4年生まれ。
生まれてからずっと平成だけを暮らしてきた人間です。
今回はそんな自分が、この平成最後の夏に「平成生まれの女性クリエイター9人展」へお邪魔してきました!
会場は浅草九劇!
普段はお芝居が行われている劇場です。
この劇場での展覧会は初の試みとのこと。
ちょっと高級な雰囲気の赤絨毯に緊張します。
入ってすぐの廊下から展示が始まります。
こちらはともわかさん、ナガタニサキさんの作品。
↑ともわかさん
↑ナガタニサキさん
今回は「平成」を意識して作品製作・リメイクされていた方もいらっしゃいました!
劇場内へさらに展示は続きます。
原田ちあきさん、細川成美さんは天井に届くほど大きな作品の展示。
細川さんの描く美少女たちは目が合うとドキッとします…さすが美少女画家です。
原田さんの作品はフォトスポットになっていて、平成の名言と一緒に写真撮影ができますよ!
スエカワも一緒に写ってきました。
↑原田ちあきさん
↑細川成美さん
一番奥の壁には秋赤音さんの作品です。
こちらは計8点のシリーズ構成。生き物をモチーフにしたキャラクター達。
↑秋赤音さん
見ていると「このアニメいつやってるんだろう?」と思うくらい。とにかく作り込みが細かい…!!キャラクターたちが並ぶ様は圧巻です!
影山紗和子さんは絵の中で「ひとつひとつが心地よく存在できる空間を心掛けている」と画集に書いていらしたんですが、とにかく線がのびのび自由!
彼女の脳内をそのまま受けとめている感覚です。
いつまで見ててもモチーフの多さに空きません。
各作品とタイトルを照らし合わせて見るのもまた面白かったです。
↑影山紗和子さん
るん太さんはアナログ原画の展示です。
花をテーマにした人物イラスト。
近くで見れば見るほど繊細で、既に売約済みのものも。
↑るん太さん
松永つぐみさんは写真作品での参加。
写真は一連のシリーズになっていて、モデルの女性の力強さ、魅力が自然と目に飛び込んできます。
↑松永つぐみさん
普段楽屋になっている部屋では、ごめんさん。
ごめんさんは普段描かれている漫画作品を展示です。
文字や絵の展示の仕方が独特。その場で見ていると、自然と作品の中に取り込まれていく感覚になりました。
↑ごめんさん
どのアーティストの方も違った切り口で展示をされているのですが、
共通して平成にはない、もっと古い時代の空気も感じました。
三つ折り靴下で赤い唇の女学生。
懐かしい駄菓子パッケージみたいな色彩。
古い町並みに映える喫茶店のコーヒー。
不思議な気持ちです。
自分たちに馴染みがないのに、懐かしい。
それがなぜかとっても愛おしい。
平成生まれが感じている「平成」を見る体験はなかなか面白いです。
最近展覧会にあまり行っていなかったのですが、
力のある作品こそ、直に触れて魅力の分かるものだと実感。
自分にとっては同じ世代に「負けないぞ」と気の引き締まる場所ともなりました。
↑ちゃっかりグッズまで買って帰る始末。
来てよかった…
帰りには好きなものがたくさん増えていました…!!
もうすぐ「平成」が終わって、「元年」が始まります。
クリエイターの皆さんは、次の時代にどんな作品を作っていくんでしょうか。
これから生まれてくる作品たちと、今回展示された作品たち。
いつか並べて見られる機会があれば面白いなと思っています。
今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
今後皆さんの、更なる活躍に大注目です!
この記事を書いた人
スエカワ アキ
イラストレーター・漫画描き・webデザイナー。紆余曲折でデザイナーになった元パン屋です。お酒に弱くゲームに強いオタク女子。