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縁はつながり、やがて和となる――ゲストハウス宴で墨丸を作ってみた!【後編】

2018/05/30

こんにちは!熱い思いを伝えすぎて、勝手に前編・後編ともなる長さの原稿を仕上げて、今に至るありちゃんです!

 

後編では、いよいよ墨丸作りに挑戦!そしてゲストハウス宴のオーナー出水さんをお迎えし、コラボに至った経緯やそれぞれの想いに迫った様子をお伝えします!

 

最後まで、絶対に見てくれよなッ!?(ニチアサ風)

 

 

さて、あいこさんとまなさんの声がけのもと、私たちのもぐもぐタイムは終了となった。

 

「続いてはこちら!」

 

 

「ジャ――ン!」あ、天使な二人が笑顔で物騒なものを持っている!! ※(ピンポーン)演出です。ご安心ください。

 

はい、ここからは墨丸の第一人者・まな先生のターン!まな先生が墨丸を作るに至った経緯、墨丸を通して成し遂げたい思いを説明いただき、いよいよ墨丸(簡易版)の作成に入ります。

 

 

まずは、布や根付け、巾着、鈴などを豊富な種類の中から選びます。

 

 

お気に入りのものが見つかったら、布を型に沿ってマーク。

 

 

こんな感じ!次に型にはめていきます。

 

 

布が厚いと型にはめるのはなかなか力がいるので、

 

 

必要に応じて先ほどのトンカチを使いましょう。

 

 

ピエールも(写真用に)オーバーめにトンカチをうってくれました!

 

 

 

まな先生も楽しそうですね♪

 

そして出来上がったのがこちら!!(ドンッ!!)

 

 

うわー…すでにかわいい…。これは外側となる部分なので、あとはここに作品を詰めれば…

 

(ドルルルルルルルルルルルルルルル…※ドラムロールです)レディース エーン ジェントルメーーーーーン!世界のありちゃんが作った、渾身の墨丸!がこちら!!(よ!待ってました!)

(バーバンッ)(ドゥーン)(ジャンッ!!!!!!!!)

 

 

KAWAII!!!!!!!(※ここで某リフォーム番組のBGM)なんということでしょう、ピンクピンクピンクからのパステル…超絶かわいい色味の墨丸があいこ先生とまな先生のサポートもあり、この世に生を受けたのです…!ファビュラス…ファビュラスです…

 

 

ピエールも超ご満悦のご様子。よかった!いやーそれにしても楽しかった、とても楽しいワークショップでありました。ワークショップの終わりには、この漢字を選んだ理由、誰にあげるのかなどの言葉とともにお互いの作品を発表。お土産を受け取り、会は幕を閉じました。

 

ワークショップを行なうのはこの日で4回目。これまでのワークショップを通じて「少しでも世界の平和に貢献しているということ、世界中の人たちが平和を望んでいることを身をもって感じる」とまなさんは感慨深げに語ってくれた。

 

一方のあいこさんは「大人や外国人に教えることは、日本人の子どもに教えるのとは、また違った発見だらけ。筆で文字を書く楽しさだとか、漢字や書道に対して目をキラキラさせながら楽しんでいる姿を見れるのが新鮮です。また、そういう姿を見て「書道って世界の方に楽しんでもらえるんだな」と感じます」と笑顔で話してくれた。

 

また、ワークショップが終わった後、お二人は参加者に積極的に声をかけ、感想とアドバイスを求めていた。この理由について「参加してよかったなって思ってほしいんです」と声を揃えた。さらにその中で「書道を通してこんな世界があるんだって知ってほしい」(あいこさん)「自分の気持ちと向き合うきっかけとしてほしい」(まなさん)とそれぞれの想いを聞かせてくれた。

 

さて、墨丸のワークショップとゲストハウス宴のつながりについては、まだまだ知りたいことだらけ。ということで、ここからはあいこさんの旦那様であり、"ゲストハウス宴"のオーナーである出水さんにもご登場いただきました。

 

ゲストハウス宴をオープンさせる前から、ホテルや民泊事業を手掛けていたという出水オーナー。元々、この物件で営業していたゲストハウスを引き継げることになり、「なにかおもしろいことができそうだ」と即決、ゲストハウス宴をオープンさせたのだそうです。少しシャイな方のため、後ろ向きのお写真での登場です。

 

 

まなさんとあいこさんがコラボした経緯はお伺いしましたが、墨丸とゲストハウス宴がコラボしたきっかけはなんですか?「もともと2階のスペースをイベントスペースとして、日替わりでいろんなイベントが開催されている、ここに来れば何かしら楽しめるという感じにしたいなと考えていました。そんな時にまなさんの話を聞き、知り合いの子だから応援したいし、2階の場所がちょうど空いているから、ワークショップとしてやってみたらどうかなと提案したんです。」(出水オーナー)

 

実際、こちらのスペースでは日々いろいろな催し物がされている。例えば、ムスリムの方でも楽しめるネイルアート体験。というのもゲストハウス宴は、まだまだ日本には少ないムスリムの方が安心して過ごせるゲストハウス。そのため、ゲストハウス内には何人かで利用できる礼拝スペースがあったり、カフェではハラル料理も提供していたりする。

 

ここに来れば不安なことが解消される、さらにその付加価値として日本文化に触れたり、おもしろい体験ができればいいなと思うんです」と語る出水さん。今後のイベントとしては、和菓子作り、すし作り、和楽器体験などの和を感じることができるさまざまな体験を計画中なのだそう。また随時イベントを行ないたい方も募集中だとのこと。コラボしたい方はぜひお問い合わせください!

 

お話を聞けば聞くほど感じるのは、3人の考えや思いがばらばらであるということ。でも、そんな3人が生み出す和気あいあいとした空気感はとても居心地が良い。

 

そんな3人が浅草に来たのは最近。今後こんな人に出会いたい、浅草の町でこんなことをしたいという思いはあるのだろうか?

 

 

「このスペースを利用して、おもしろいことをやりたいという方とたくさん出会いたいです。あと行列のできているメロンパンを食べたことがないので、食べてみたいですね!」(出水オーナー)

 

「浅草橋の方にある、つまみ堂さんのファンで…いつかつまみ堂さんと墨丸の髪留めがコラボできたらな…って密かに思っています。つまみ堂さんが作っているものと墨丸がコラボして、浅草オリジナルの何かが生まれたらなって。つまみ堂さんと、話したことあるわけではないんですけれどね(笑)」(まなさん・あいこさん)

 

「あとは、まだまだワークショップのために来て、終わったら帰ることが多いので、もっと浅草という街を楽しみたいですね」(あいこさん)

「はしご酒で交流したくらいですが、浅草の人たちともっと仲良くなりたいです!」(まなさん)

 

 

ここでも答えは3種3様。しかし、お互いが話すことに耳を傾け「それってどういうお店?」「確かに!それいいね!」と受け止めている姿に3人の人柄の良さを感じた。
 

最後にこれからの展望や、叶えたいことについてお伺いした。

 

「イスラム教徒の方にとって「浅草に来たら、まず立ち寄るのはここ!」という場所になれたらいいなと思います。あとは地元の方ともつながっていきたいです」(出水オーナー)

 

「ワークショップに来た外国人の方と平和のために何ができるか、未来のために何ができるかということを話せる場にしたいです」(まなさん)

 

「外国人の方にとって浅草で体験するならここという場所になれたらと思います。また「浅草で"墨丸"作るために日本にやって来たんだよ」という方ができればいいなってひそかに目論んでいます‼」(あいこさん)「が、頑張りましょう!」(まなさん)

 

 

結局、すべての質問に対して3人の口から出る言葉、思いはばらばら。それでも3人は互いを思いやり、ゲストハウス宴の2階という1つの場所で、たしかにつながっている。
 

その様子は、まるでオムニバス形式で描かれていた3人の主人公の物語が、小説を読み進めていくうちに出会い、交わる――そんな小説を読んでいる気持ちとなった。
 

こんな雰囲気だからこそ、1人では思いつかないようなアイディアが生み出され、縁と縁がつながり、1つの和になったのだと感じた。

 

 

今回の取材を通して、これからもこの3人、そして3人と関わる人たちの縁が創り出す幸せの和がどんどん大きくなればいいな…できればありちゃんも関わっていきたいなと感じました。

 

外国人の方はもちろん、日本人も楽しめること間違いなし!ぜひ一度ゲストハウス宴へ、そして墨丸のワークショップを体験してみてくださいね♪

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この記事を書いた人

ゆめかわファンタジスタ ありちゃん

ゆめかわファンタジスタのありちゃんこと於ありさです♪ライターとして、主に働くと好きを発信中。自分の文章を読んで、キラキラで楽しい世界への扉を開けてくれる人が増えたらいいなと思っています☆ 好きなものは、いちごとイケメンとアイドルと舞台とうさぎのキャラクターとサッカー!(多趣味!)どうぞよろしくね♪