search

縁はつながり、やがて和となる――ゲストハウス宴で墨丸を作ってみた!【前編】

2018/05/28

 

こんにちは!みんなのアイドルありちゃんだよ!(殴)あ、痛い…視線が痛い…ちょっと調子に乗りすぎたみたいだね。

 

さて、そんなありちゃんが今回お邪魔するのがこちら!(バーバン!!ジャン!!!)

 

 

あれ?なんかみたことある?…あ!これは!!

 

浅草でバリスタの淹れる本場のオーストラリアンコーヒーが味わえる?!【The Farm Cafe】

 

そう!ここは、ラテン大好きライターのウエダちゃんが取材したThe Farm Cafeさんの表側!その名もゲストハウス宴さんです!今回のワークショップは、どうやらここで体験できるとのこと。早速中に入ってみましょう!

 

「おじゃましまーす!」

 

 

入ってすぐに目に入ったのが和小物の数々。色とりどりでとてもかわいらしい…。

 

 

そんなかわいらしい商品の奥にある書もまた風情。ゲストハウス宴を利用する、多くの外国人の方、日本人の観光客の方も、その美しさに思わず立ち止まってしまうのではないだろうか…。

 

和小物に目を奪われながらも、2階へ進んでいくと待ち構えていたのが、

 

 

今回のワークショップの講師を務める2人の女性。お写真左から愛さん(以下、まなさん)と愛子さん(以下、あいこさん)です!

 

あいこさんは、普段は子どもたちに書道を教える先生として活躍中。小さいころから習字教室に通ってはいたものの、就職をきっかけに一度書道とは疎遠になったのだそう。「大学を卒業後は、法律事務所で5年間勤務しました。その中で自分で仕事をしていく弁護士や、司法試験に合格するために奮闘している方々の姿を見て「私も死ぬまでにもう一度本気でチャレンジしたい!書道を学びなおそう!」と思い、専門学校に入学しなおしました。そこで改めて書道を学ぶ内に「子どもに教えたいな」という気持ちが芽生え、書道塾を始めたのです」と話してくれた。

 

他にも、看板の文字を書いたりすることもあり、

 

 

実はこの看板の"宴"もあいこさんが書いたのだそう。(ぜひ注目してみてくださいね)コンピューター技術が発達している中で、あえて手書きを選ぶことで、そのお店を訪れるお客様とのコミュニケーションのきっかけになると好評なのだそう。

 

「あ、そういえば、今回のワークショップってどんなものを作れるのですか?」

 

まなさん・あいこさん「今回作っていただくのは、墨丸です!」

 

「あ、墨丸!聞いたことあります!てか、最近どっかで見たんですよね…えーっと…」(ありさの頭の中で記憶の探索開始!フワンフワンフワン…)

 

 

(ムム、なんか見えて来たぞ……あ、これは…入り口入ってすぐのすてきな和小物たち…)

 

 

(いやーかわいいなー。和小物ってこんなにかわいいんよね……ちがう、ちがう!思い出せ!思い出すんや、ありさ…!ん?)

 

(次の瞬間ありさはすごいことに気付いてしまった!!!)

 

(ピンポーン)※もう少し頭の中の会話にお付き合いください

 

 

デ―――――――ンッ!!!!!!!!

 

 

 

SUMI MARU!!!!!!!墨丸!!!!あなた墨丸っていうのね!?!?(ト●ロのメイちゃん風)え、でも、ちょっと待って、これを自分で作るって相当難しいのでは…?(ドキドキ)

 

「せ、先生!!!!ありさワークショップ参加するの初めてなのですが、大丈夫ですか!?」

 

まなさん・あいこさん「はい!外国人の方でも参加できるプログラムとなっているので、心配いりませんよ。(ニコッ)」

 

~ありちゃんは、すてきな笑顔によって現実に引き戻されたのであった。~

 

さて、紹介が遅れましたが、もう一人の女性まなさんこそ、墨丸を作り、販売している方。小学生の頃は自然を守る人になることが夢だったまなさん。成長していく中で「1人で気を守るよりも、なにかの収益やお金で貢献したほうがより多くの人や自然を守れるのではないか」と考えるようになったそうです。

 

「8年間務めたテニスコーチの仕事を辞めた時、そんな夢を思い出して、エイズ患者の子供たちの活力になるようにと髪留めを作り始めました。ただ、そもそも治療を受けられない子たちを救うためにはと考えた時に、自分が作ったものを日本や観光地で売って、その収益が発展途上国の子たちの1食分になればと思って"墨丸"を作り始めたのです。そこで、最初は書道用品店に置いてもらえないかと考えました。それを父に話すと、あいこさんを紹介され、今の形になったのです」(まなさん)

 

 

話を伺うと、お二人をつないだのは、ある一人の男性――まなさんにとってはお父様であり、あいこさんにとっては専門学校時代にすごくお世話になった先生のおかげなのだとか。お父様がまなさんのことを思いやり、あいこさんがまなさんのお父様を師として慕わなければ、出会っていなかったかもしれないと思うと、なんとも不思議なご縁を感じる。

 

一度立ち止まり、改めて自分のやりたいことを見つめなおしたお二人。優しい雰囲気の中にも強い意志を感じ、「ありさも人から見た時にこうでありたい」と思わされた。

 

あ、「ワークショップ本編の紹介を…」との編集長の声がどこからともなく聞こえる!す、すみません!ではでは、改めまして、本日はよろしくお願いいたします!

 

 

ワークショップは参加者同士の自己紹介、そして墨丸に関する簡単な説明と今日のワークショップの流れの説明からスタートした。

 

 

その次に書のプロあいこさんによる紙芝居で、漢字の歴史や種類について説明。

 

 

あいこ先生が説明、機敏なアシスタント・まなさんがたくさんの作品を見せてくれながら、わかりやすく漢字・書の魅力を教えてくれたことで、「ありちゃんの経験値が10アップした!」(ピコーン!)気がした。

 

 

ちなみに、この紙芝居の内容は、当日配布されるプログラムの中に英語で表記されているので、日本語がわからない外国人の方も心配いりません。ゲストハウスという場所柄、外国人の参加者の方も多いでしょうし、うれしい心遣いですね。気になる紙芝居の内容については、ぜひワークショップで!

 

さて、漢字の歴史を学んだら、いよいよ次は言葉選びです。

 

 

墨丸は「相手を想う、優しい気持ちが伝わりやすくなったらすてきだな」と思ったまなさんが、今の形としました。そのため、墨丸を渡す相手のことを思い浮かべながら送りたい言葉をチョイスします。ファイルの中には"和"や"健"などといった言葉がずらり。このファイルを参考にしながら、書きたい文字、書きたい書体を選びます。

 

さて、そんなわけでありさが今回挑戦する文字は…!

 

 

……

 

…………あ、ありさの悪い癖、必殺:いつもは即決、たまに出てくる超優柔不断が登場してしまいました。皆さん先に決めちゃってくださいませ…。

 

 

おっと、一人の生徒さんが早々に文字を決めたようです。文字を決めると、次に書のプロフェッショナルあいこ先生がお手本を書いてくださいます。

 

 

"愛"という漢字を選択したのはこの方、フランス出身のデザイナー ピエールさん。なんとこの日が書道初体験とのことで、ありちゃんもドキドキ……。あ、どうやら初作品が出来上がったようですよ。

 

 

待って、ピエール…本当に初めてなの?普通に上手だよ…?ありちゃん、ピエールより上手にできる気がしないよ…?心配だよ?

 

「あのーありささん決まりました?」(まなさん)

「(やばい、忘れてた…)あーえーっと…んー迷ってて…」

「もし言葉がよろしければ、1文字じゃなくても大丈夫ですよ?」(まなさん)

 

なるほど!それならば決まりました!あいこ先生、お手本をお願いいたします!

 

 

人と同じじゃつまらない精神が高めのありちゃんは、ワークショップ始まって以来の四字熟語に挑戦することにしました。

 

「日進月歩」毎日前に進んでいきたいな…そんな思いをありちゃんの中の人から、ライターありちゃんへ送ることにしたのです。(意外とまじめでしょ?)それにしても先生が書くと美しい…

 

さて、ありちゃんもレッツ書道!いつになく真剣…顔がこわばってる…写真写り命のくせに盛れてないよ…(ゴホンッ)先生に指導していただきながら、何度か半紙に練習した後は、少し小さな紙に書きます!

 

 

いや、ちっちゃい紙難しそう…でも墨丸になるのはこれが縮小されるはずだから…なんとか頑張らねば…!!!

 

~数分後~

 

 

「先生!できました!(ドヤァ)」

「あら、上手!ありささんのまじめさが出てますね!」(あいこ先生)

「(どうしてだ…根がまじめなのがばれたぞ…)ほ、本当ですか?えー…そうですかね…?(照)では、縮小をお願いいたします」

「ん?縮小…?次は墨丸サイズのものに書いてみましょうね?(ニコッ)」(あいこ先生)

 

墨丸…サイ…ズ…?

 

(ピンポーン)※念のため確認ですが、墨丸はこちら。

 

 

~以下、ありちゃん心の声~
 

ぬええええええ⁉⁉無理じゃない?え、小筆で書くんすか?小学校の時、小筆の使い方へたくそで有名すぎて、名前は友達に書いてもらったこともあるくらいなんですけど…!まじですか⁉ご冗談じゃないんですか?…でも、これでビシッと書けたらかっこよくない?~終~

 

「…やるしかないですね!頑張ります!」

※(ピンポーン)ありさの必殺技その2:電光石火の切り替え/必殺技その3:負けず嫌い

 

ということで、丹精込めて、出来上がったのがこちら!(バーバンッ!!!)

 

 

どうですか?なかなか頑張ったと思うのですが(笑)どうですか?どうですか?(しつこい)そんなわけで一番右のものを作品とすることにしました!

 

※(ピンポーン)読者の皆様、ありさは褒められて伸びる子です。「ありちゃん頑張ったね」とのリプライどしどしお待ちしております。

 

「おお!いいですね!ありささんのまじめさと丁寧さがでてますね!」とあいこ先生からお褒めいただいたところに、「ありささんお疲れ様です!一回休憩にしましょう。」と笑顔でやってくるのはまなさん。お二人が、もはや天使に見えて来たぞ…。

 

 

休憩タイムとのことで、お茶とお菓子を頂戴いたしました。おいしい…。甘いもの最高…。頑張って良かった。また、参加者の方とも、お話することができ、とても楽しかったです。

 

「さて、休憩もそこそこに次のステップでーす」(あいこさん)「次はこちら!」(まなさん)
 

 

~後編へ続く~

Original

この記事を書いた人

ゆめかわファンタジスタ ありちゃん

ゆめかわファンタジスタのありちゃんこと於ありさです♪ライターとして、主に働くと好きを発信中。自分の文章を読んで、キラキラで楽しい世界への扉を開けてくれる人が増えたらいいなと思っています☆ 好きなものは、いちごとイケメンとアイドルと舞台とうさぎのキャラクターとサッカー!(多趣味!)どうぞよろしくね♪