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夜の浅草探訪 第3回「浅草スタンダード 初級編 BAR WALK(バーウォーク)」

2018/04/16

どうも、ふつかよいのタカハシと申す。

"世の中の問題は、みんな飲み足りていないことだ"(byハンフリー・ボガード)とはよく言ったもので、そんな問題を解消すべく日夜飲み活動に励むタカハシだが、ふと、思ったことがある。

「浅草って、夜遅くまでやってる飲食店、少なくない?」
「てか、バーとかあるの?」

渋谷、新宿、池袋。それらの街を歩いていると、例え深夜であっても、どこかしらで明かりが灯っている居酒屋と出会う。

ところが、浅草に訪れると、かの有名な神谷バーの営業は22時まで。
ホッピー通りも、23時頃には暗くなってしまう。

嘘だ!!そんなはずはない!!浅草にも、知られざる飲み屋はあるはずなんやっ!!!!

そんな訳で、夜の浅草探訪、第3回目は"初級編"と称し、「BAR WALK(バーウォーク)」へ。

私のような浅草で迷える子羊ちゃん改め飲兵衛たちを救うべく、
夜飲みを楽しめる定番スポット、いわばあなたにとっての「浅草スタンダード」となるような
バーや居酒屋を発掘。タカハシの独断と偏見で紹介してゆこうと思う。

早速、レッツゴーだ!!!!!


浅草駅から徒歩約2分。階段を登った先に見える扉が、「BAR WALK」の入り口だ。
雷門からほど近い距離にあるため、ふらっといらっしゃるお客様も多いのだとか。




こちらのイケメンバーテンダーが「歩」さん。
笑顔が、ま、マブいぜっ……!!!!


家族全員お酒が大好きで飲食店勤務だったこともあり、高校を出てからすぐ飲食業界に携わってきた歩さん。

上野のバーで5年ほど働いていたところ、たまたま知人から「この店でバーテンダーをやらないか?」とお誘いを受けた。「そろそろ店を移りたい」と思っていたこともあり、快く引き受けたのだとか。

実は同店、歩さんが人生で初めて訪れ、心揺さぶる美味しいマティー二と出会った場所でもあるのだ。

上野のバーテンダー時代は、3人でお店を回していた。
だが、「BAR WALK」では1人で切り盛りしなければならず、苦労もあった。

 


「お客様との会話についていけない時があって。もっと勉強しなきゃ、と思いましたね。後、前の店長が綺麗な女性で、ファンも多かったので大変でしたね。僕の顔を見て目の前で扉を閉められたり、ヤクザのお客さんに『変な兄ちゃんがいるんだけどよ』と言われたこともあった」(歩さん)

そんなBAR WALKも今年で5年目。
歩さんが店長になってからは、3年目を迎える。

 


「お店を自分色に染める」ために、お客様同士の会話にも積極的に混ぜてもらうよう心がけたという歩さん。
徐々にリピーターも増え、今では常連客と一緒に三社祭や鳥越祭で神輿を担ぐほど、仲良くなった。
お客様と一緒にお店で飲むこともあるそうだ。


「騒がしすぎず、静かすぎないバランス感覚を保っている」同店こだわりのポイントは、「雰囲気づくり」にある。

「バーはハードルが高いというイメージがあると思いますが、気取らない場所で、気楽に過ごしてもらえたらいいなと思って」(歩さん)

 


▲おもちゃを置いたり、トイレにも映画のフライヤーをたくさん貼っている。


また、「知らないお酒を楽しんでもらいたい」という気持ちもある。

「色々なバーに行ってお酒を勉強していますね。この辺りだと"ASAB"がオススメです。ギネスを生で出してくれるんですよ。上野にあるテキーラ専門のバー、"ヒマドール"もいいですね」

 


同店オススメは、カクテル。特に、自家製の生姜漬けで作ったモスコミュールは暑い時期にぴったり。スッキリ爽やかな味でオススメだ。
他にも、春には桜のジントニック、夏にはスイカのフレッシュカクテルなどの季節メニューや、インドやベトナムのウォッカなど変わり種も充実。


「初心者の方は、まずカクテルを頼んでいただくのがオススメです。バーでしか味わえない酒を堪能してほしいですね」

 


22時〜23時までが常連さんも含めたピークタイムになる。
早めの時間に来るとゆっくり会話を楽しむことができるので、落ち着いてしっぽり飲みたい時、ワイワイ楽しく飲みたい時などシチュエーションに合わせてお好みの時間帯をチョイスしてほしい。


「とにかく階段を登って、扉を開けてほしい。雷門も近いので、観光ついでにふらっと立ち寄ってくれたら嬉しいです」という歩さん。

イケメンバーテンダーさんと、肩肘張らず楽しくお酒が飲める同店に、是非訪れてみてほしい。
きっと、今まで知らなかったお酒の世界があなたを迎え入れてくれるはずだ。

<店舗情報>
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目18−4
営業時間:19時〜翌3時
 

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この記事を書いた人

ふつかよいの タカハシです。

ふつかよいのタカハシです。三度の飯より酒を愛しています。
イッセイミヤケの販売員を経てアパレルメーカーの営業職に転職、その後フリーライターに。
COREZO!ASAKUSAを通し、ディープな浅草の魅力を発信していければと思います。
Twitter:f_y_takahashi