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男の肌トラブル辞典。かっこいいと老けたの二面性を持つ、シワの原因から正しい対処法までを余さず解説

2018/05/09

二面性の印象を与える、それが肌のシワ。

 

かっこいいシワという言われ方もする一方、年齢に合わないシワは老けた印象を与えてしまいます。例え年相応のかっこいいシワだとしても、シワがなく若々しい肌を保っていたいと、誰もが思うのではないでしょうか?

 

意図的にかっこいいシワを作ることはできませんが、シワのないきれいな肌を普段のスキンケアで作ることができます。小さなシワに気付いた段階でスキンケアに取り組むかどうかで、その後が大きく変わってきます。小さな変化を感じた段階から改善と対策を行うことが非常に重要になります。

 

今回はそんな二面性を持つ難しい肌の悩みのシワに関する知識と改善・対策方法を学んでいきましょう。

 

 

  • シワが目立つ人はこう見られている!見た目でのデメリット
  • 女性とは違う。男性ならではのシワの特徴
  • シワが起きてしまう大きな2つの原因
  • 男性肌のシワの治し方
  • 二度とシワで悩まない。男性肌ならではのケア・予防対策
  • シワがひどくなるNG行動を事前に知ろう
  • シワ対策の化粧品を選ぶ際に着目すべき3つのポイント

 

 

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意外と若かったんだね!とは思われたくない。いつまでも若々しく見られたい男性のための、具体的な肌のシワ対策

 

シワが目立つ人はこう見られている!見た目でのデメリット

顔に深く刻まれたシワは、その人の印象を大きく左右する要素です。目立つシワがあることで、どのような印象を持たれるのでしょうか?

 

【シワがもたらすデメリット①】実年齢より老けて見られる

 

「意外と若かったんだね」と言われると、そんなに老けて見えるのか、と結構ショックだったりしますよね。目元、口元、頬・・・。ここに目立ったシワがあると、一気に老け込んだ印象に!シワが深ければ深いほど影も目立ってしまうから、なんとも厄介な存在です。
 

【シワがもたらすデメリット②】なんか機嫌悪い?怒ってるように見られる


 

額や眉間に深いシワがあると、怒っている印象を与えてしまいます。そんな印象を周りに与えて気を使われてしまうのも、不本意ですよね。何より人間性を誤解されているようで、フラストレーションが溜まってしまいます。そしてそれがまたシワの原因に・・・。 

 

女性とは違う。男性ならではのシワの特徴

シワのできるメカニズムは同じでも、男性のシワはならではの特徴があります。男性にシワができるとこんなにも厄介だったのです。

 

【男性特有のシワの特徴①】実は肌が乾燥している人が多い?!乾燥小ジワに悩まされる人多数

 
 

男性の肌は皮脂分泌が活発なのでベタつきやテカリ、ニキビに気を取られがちですが、それらは全て乾燥が原因の場合が多いのです。そして乾燥は角質層表面に薄くできる小ジワの原因にもなります。

 

角質層が厚い男性の肌は乾燥で肌のキメが乱れやすく、小ジワができやすいという特徴があります。

 

【男性特有のシワの特徴②】表情ジワが広範囲にわたって入ってしまう

表情を動かすとできる表情ジワは、何回も同じ場所が折りたたまれることでできるシワです。人間の顔は30以上の筋肉が合わさって細やかな表情を作り出しますが、男性はひとつの筋肉が大きい傾向にあるので、シワも広範囲にわたって入ってしまいます。

 

シワが起きてしまう大きな2つの原因

できればできてほしくないシワ。何が原因でできてしまうのでしょうか。

 

【男性特有のシワ原因①】乾燥した肌はシワを作りやすい

皮脂分泌は活発ですが、水分蒸散量が多い男性の肌。水分蒸散量が増えると、これ以上うるおいを逃さないように、角質層を厚くさせます。うるおいが足りない厚い角質層は、キメが乱れやすく、乾燥小ジワを作る原因となります。
 

【男性特有のシワ原因②】紫外線が真皮にダメージを与えて肌の弾力を奪う


 

紫外線は波長の長さによって、UV-AとUV-Bに分けられます。UV-Aは波長の長い紫外線で、肌の真皮にまで届き、繊維芽細胞やコラーゲン、エラスチンにダメージを与えます。そうして弾力が失われた肌は、ハリがなくなりシワができやすい環境を作り出します。

 

男性肌のシワの治し方

できてしまったシワを治すことは、なかなか難しいです。それでも日々のケアを丁寧に行っていれば改善する可能性もあるので、根気よく向き合っていきましょう。

 

【男性のためのシワ改善策①】乾燥はシワを呼ぶ!まずは正しいスキンケアで水分を肌に補給する

 

乾燥が原因でできてしまった乾燥小ジワは、角質層に水分や油分を補うことで目立たなくなることがあります。水分蒸散量が多いと言われる男性は、水分を積極的に補っていきましょう。

 

化粧水をたっぷり含ませたコットンを、シワの目立つところに置いて重点的に補給するとより効果的です。

 

【男性のためのシワ改善策②】表情ジワやたるみジワを改善するには、表情の癖に注意!

 
 

いつも眉間にシワを寄せていると、それはいつの間にかシワとして深く刻まれてしまいます。シワができる大きな原因は乾燥ですが、その他にも筋肉の癖も関係しています。表情の作り方に癖があるな、と自覚のある人は気を付けていきましょう。

 

また表情筋が衰えてしまうことによってできる、たるみジワもあります。この場合は表情筋を積極的に動かして、筋力の低下を防止しましょう。

 

二度とシワで悩まない。男性肌ならではのケア・予防対策

対策するのとしないのでは、大違い。シワ対策は今からでも遅くありません!

 

【シワケア・予防策①】紫外線ダメージから肌を守る


 

真皮まで届いてダメージを残す紫外線は、徹底的した対策を。毎朝のスキンケア後に日焼け止めを使うことを習慣にしましょう。

 

汗や皮脂に強く、洗顔料だけで落とせる、男性用の日焼け止めを使うことをお勧めします。シワを予防するだけでなく、シミやたるみの防止にもなるので、是非習慣化してください。
 

【シワケア・予防策②】豊かな表情はシワを防ぐ


 

弾力の低下した肌や、筋力が衰えた肌ははシワが残りやすいです。それを防ぐには日頃から表情筋が衰えないように、意識して動かすこと。

 

同じ動きだけを繰り返すと表情ジワの原因にもなってしまうので、ストレッチをするように意識して筋肉を動かすとよいでしょう。

 

【シワケア・予防策③】シワを防ぐには食生活にも気をつけよう


 

コラーゲンやエラスチンなどの真皮にあるタンパク質は、肌のハリや弾力を保ち、シワを防ぎます。しかし糖質過多の食生活を送っていると、過剰に摂取した糖分がタンパク質であるコラーゲンやエラスチンと結合し、糖化タンパク質となります。

 

この糖化した状態のタンパク質はハリや弾力を低下させてしまうので、シワの原因につながります。これを防ぐためにも炭水化物や甘い物を控えたり、急な血糖値の上昇を防ぐようにゆっくり食べるようにするなど、食生活も意識していきましょう。

 

シワがひどくなるNG行動を事前に知ろう

シワが気になり始めたら、いつもの習慣を見直してみてください。ひょっとしたらシワがひどくなる行動をしているかもしれません。要注意です!

 

【シワを促進するNG行動①】睡眠中にもNG行動が・・・!


 

いびきをかく癖はありませんか?コラーゲンなどのタンパク質はアミノ酸から構成されています。このアミノ酸が合成されるときに必要となるのが酸素。いびきをかいているということは、しっかり呼吸ができていないということ。酸素がしっかり体内に取り込まれていないと、アミノ酸が十分に生成されず、コラーゲンなどハリや弾力に必要なタンパク質の合成が滞り、シワの原因となってしまいます。
 

 

また歯ぎしりも表情の癖と同じく表情ジワの原因に。うつ伏せで寝ることも、顔にシワが寄ってしまうのであまりお勧めできません。口呼吸も実は鼻呼吸よりも酸素を取り込みにくいので、シワの原因となってしまいます。

 

いびきをかく、歯ぎしりをする、口呼吸をする癖はマウスピースやテープなどのグッズを使って改善をするとよいでしょう。

 

【シワを促進するNG行動②】過剰な糖分を摂りすぎない、血糖値を上げないような食生活を心がける


 

炭水化物中心の食事や、揚げ物などの油をたくさん使った料理、ジュースやお菓子の食べ過ぎは、タンパク質の糖化を促すので、気をつけるべき行動です。

 

また糖化を防ぐには血糖値の上昇を抑えることが大切です。食事のときは血糖値の上昇を緩やかにするために、野菜やから先に食べるなど心がけるようにしましょう。 

 

シワ対策のスキンケア用品を選ぶ際に着目すべき3つのポイント

シワを防ぎたいと思うなら、まずは乾燥を防ぐために十分な保湿を!スキンケア用品を選ぶときは、下記の成分に注目です。

 

【シワ対策スキンケア用品のポイント①】角質層の水分量を増やすために、セラミド配合の化粧品


 

セラミドとは角質層にある細胞間脂質のひとつです。細胞と細胞の隙間を埋める成分で、水分を蓄えて保湿する役割をしています。ただこのセラミドは20歳頃からどんどん少なくなってしまうので、年齢とともに肌の保水力は低下してしまいます。

 

乾燥によるシワを防ぐためにもセラミドが配合されているスキンケア用品を取り入れてください。その際は角質層に浸透しやすいよう、ナノ化されているような商品を選ぶようにしましょう。
 

【シワ対策スキンケア用品のポイント②】肌表面でうるおいを保つ役割をする、ヒアルロン酸配合の化粧品


 

ヒアルロン酸の大きな特徴は、1gあたり6リットルもの保水力があるということです。ゼリー状で粘性の高いヒアルロン酸は肌への浸透は見込めませんが、角質層からの水分蒸散量を抑え、肌表面でうるおいを保つには、大きな効果を発揮します。

 

シェービングダメージなどで肌のバリア機能が低下しているときに積極的に取り入れたい成分です。
 

【シワ対策スキンケア用品のポイント③】コラーゲン配合の化粧品も、優れた保湿力を発揮する


 

コラーゲンは真皮に存在しているハリを保つ成分。しかし化粧品に配合されている場合、そのコラーゲンが真皮にまで浸透することはありません。化粧品に配合されているコラーゲンの多くは、肌表面でうるおいを保つサポートをする役割をしています。

 

低分子化コラーゲンが配合されている場合、角質層に浸透し水分保持量を上げる効果が期待できます。セラミドとは別の方向から水分量を上げたいという場合に適しているでしょう。

 

まとめ

かっこいいシワもありますが、それを作るのは非常に難しいです。しかしシワを作らないこと自体は、普段から正しいスキンケアに取り組み生活習慣を改善すれば、十分可能になります。

 

簡単に今日からできることをまとめてみました。

 

  • 乾燥を防ぐために化粧水や乳液を使う
  • 血糖値を上げ過ぎない食生活に変える
  • 紫外線予防のために日焼け止めクリームを使う

 

今回網羅的に肌のシワに関する内容を知ることができたと思います。正しい知識をもとに正しい対処法でスキンケアに取り組むことで、いつまでも若々しい印象を与える肌を手に入れることができます。

 

今日からできる内容も多かったはずです。ぜひ早めのスキンケアに取り組んで行きましょう。

 

 

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