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ギタリスト/下田雄人さん

2018/04/09

今回は、ギタリストの下田雄人(しもだ ゆうじん)さんに、お話をお伺いしました。

 

ジャズなど、インストゥルメンタル(歌のない楽曲)をメインに演奏される下田さんは、日本だけではなく、上海や台湾などの海外でもご活躍されているギタリストです!

また、ギタリストであるとともに、音楽制作会社の経営者でもあります。


そんなギタリストと経営者のふたつの顔をもつ下田さんに、「男の流儀」について語っていただきました。

 

Q. まず、ギタリストになられるまでの、これまでの経緯を教えてください。

 

実は、父親がギタリスト、母親はピアニストという音楽一家なんです。
でも中学2年生まで、僕自身はギターに触れたこともなく、ずっと水泳をやっていました。


そんな中、中学の友達とバンドを組もうとなったことがきっかけで、ギターに触れるようになりました。バンドの中でもギターを選んだのは、単に家にギターがあったからです。家にあるのがベースだったら、ベースを弾いていたと思います(笑)

 

それからバンドを続けて、高校3年生くらいからプロのギタリストになることを意識し始めました。高校の時は、バンドでボーカルもやってみたんですけと、歌の方は向いてないなと思いギターに絞りました(笑)

 

大学でも、バンドサークルには入ったのですが、すぐに辞めてしまいました。


高校を卒業したら本当はニューヨークに行きたいと思っていて、でも両親の勧めから大学受験をして入学もしたのですが、やっぱりニューヨークを諦めきれず、3ヶ月で大学を自主退学して夏にニューヨークに行きました。

 

Q.ニューヨークでは何をされていましたか?

祖父が彫刻家で、ずっとNYに住んでいたので、祖父の家でお世話になっていました。


日常会話くらいの英語力しかありませんでしたが、色々なジャズバーに通いつめて、デパートの倉庫番でアルバイトとかして過ごしていました。

 

あとはジャズバーで、演奏している人たちに自分から声をかけて、セッションに飛び入り参加したりしていました。下手くそな演奏だったけど「やりたい」という気持ちで参加して、すごくいい経験だったと思っています。

 

そんな風にニューヨークで9ヶ月を過ごし、日本へ帰国後は、バイトをしながら音楽をやっていました。当時は飲食店のバイトをしていたのですが、そのおかげで調理師免許も持っています。


ギターもニューヨークもそうですが、普段から、後のことはあまり考えずに、まずは行動してみるタイプなんです(笑)

行動してから、自分に合っているかを考えます。例え自分に合っていないと思っても、面白いと思えば続けてみますね。

 

Q.起業しようと思ったのはなぜですか?

会社はまだ2017年に設立したばかりです。


最初はフリーで音楽制作の仕事をしていたのですが、クオリティや真面目さが少しずつ認められ、大きな仕事が増えるようになり、その結果、依頼者との取引において、個人ではなく会社としてやり取りをする必要性が生まれ、起業することを決意しました。


もともとは、自分が起業するなんて考えてもいなかったので驚きです(笑)

起業することによって学ぶことができたプラスなことが多いので、いまは起業してよかったと思っています。

 

Q. ギタリストと経営者という立場上、誰からの目線を意識していますか?

 

ギタリストとしての演奏の場では、聴きに来てくれている「お客さん」ですね。
ただ、当日どんなお客様が来るかはわからないので、誰かの目線を気にするというよりも、自分が良いと思ったものを選ぶようにしています。

 

老若男女の方達が聴きに来てくれるので、あまり気構えずに、できるだけ自然体でいることを意識しています。演奏の場が、ホテルなのかライブハウスなのかによって、TPOは気をつけています。

 

経営者として仕事をするときも、あまりファッションは変わりません。
普段から、仕事にも演奏にも使えるファッションを無意識に選んでいるというのもあるかもしれませんが、枠にとらわれてしまうと、その先に続かないと思っているので、自分が良いと思うものを優先しています。


音楽は自由なものなので、周りに媚びずに、いつも自分らしくありたいと思っています。
 

Q. ファッションでのこだわりやポイントは?

こだわりというわけではないですが、「赤」が大好きです。ファッションのワンポイントとして、赤を使うことが多いですね。赤いギターも持っています。
 

青いギターもあるのですが、赤い服を着るときには青のギター、赤いギターを弾くときには他の色の服と、その日によって使い分けてコーディネートしています。
もちろん、その日の楽曲に合わせてギターを選ぶことが最優先ですけどね。

 

Q. 自分が見てしまう他の男性のポイントは?また、かっこいいと思う男性のポイントは?

 

つい見てしまう男性のポイントは、ネクタイです。
 

僕はネクタイが好きで、30本くらい持っているのですが、ネクタイの柄やシャツとの合わせ方が気になりますね。

 

他の男性たちを見ていると、「そのカラーのシャツにそのネクタイを合わせるのか!」というような、自分では絶対に思いつきもしないような組み合わせがあるので、参考になります。

 

かっこいいと思う男性は、「いつも何かに興味を抱いている人」です。
ほんのちょっとしたことにも興味が沸く人って、少しのことにも感動できる感受性が豊かな人だと思うんです。

 

そういう人と一緒にいると、僕自身も楽しいし、興味があることも広がりますね。

 

Q. 下田さん自身は、どんな男性でありたいと思いますか?

常にワクワクしている、そんな男性でありたいです。いつも「楽しいことないかな」とアンテナを貼るようにしています。


音楽も一緒で、いつも同じことをやっていてはいけないと思うんです。同じ曲でも、ピックの種類を変えるだけで見つかる発見があり、ワクワクすることを忘れなければ、何かしらの新しい発見があります。
 

なので、面白そうだと思ったものには、なんでも参加するようにしています。いつも楽しく、周りにも興味を持っていれば、人と共感できることも増えていくと思います。

 

例えば、タップダンサーとギターでセッションすることになったときは、ダンサーにタップダンスを教えてもらいました。もちろん難しくて、踊れるようになるわけではないですが、タップダンスのことを少しでもわかれば、僕の意識が変わり、ギターの弾き方も変わります。そうすることで、より密にセッションを楽しむことがきました。
 

僕は、人と人の繋がりが一番大切なことだと考えているので、何事にも興味を持つことで、人との繋がりをより密なものにしていきたいですね。

 

Q. 下田さんが思うミュージシャンとは?

 

日本と海外には面白い違いがあって、演奏する際に、日本は譜面と音源を用意してくれますが、海外は音源のみで譜面の用意はありません。
 

日本人は、さすが真面目というか、譜面の通りしっかりと演奏することができるので、初めてのセッションの場合でも、完成度がかなり高いです。
 

海外は音源のみで耳コピなので、みんなでセッションをしてみると、元々の音楽の雰囲気とは違う音楽が出来上がったりします。けれど、譜面を見ない分、音源をよく聴いているからなのか、むしろまとまったカッコいい音楽に仕上がることもあります。
 

僕としては、日本のやり方も海外のやり方も「どっちも」好きです。

 

ミュージシャンは、音楽や人をリスペクトできることが大切なので、その時に良いものができればなんでも有りなんです。その時その時の音をより良くするためには、何をすればいいのかを考えて、演奏を楽しみたいです。

 

また、ギタリストであることの定義は曖昧なので、周りの人たちから「下田雄人はギタリストだ!」と思ってもらえる人でありたいですね。
 

僕を知らない人にも、僕の実際の音を聴いて、「この人はギタリストだ!」と思ってもらえるミュージシャンであることが目標です。

 

 

 

下田さん、ありがとうございました!

 

お話をしていくなかで、スキンケアにも興味があるとのことでしたので、B MODE編集部よりバルクオムの化粧水と乳液をプレゼントさせていただきました。

 

実は意外なことに、下田さんはこれまで化粧水などのスキンケア用品を使用したことがないとのこと。

人生初のスキンケアグッズにバルクオムをご使用いただけて、B MODE編集部も嬉しいです!

 

何にでも興味を抱き、人との繋がりを大切にされている下田さん。今後は、スキンケアを通しても、新しい発見をしてくださることと思います。

 

▼下田雄人さんプロフィール

 

12年練馬文化センター大ホールにて、下田雄人グループとして出演。 ジャズ、FUNK,R&B、FUSION等ジャンルを選ばないプレイで多方面で 活躍中。

15年ギターリストAllen hinds(スティーヴィーワンダーのバックミュージシャン)と共演、 また同年ピアニストのmartin musaubachのjapan tourにも参加している 自己のグループT-tripで台湾ツアーなども行う。

16年には、台湾、香港、マカオ、北京など自己のグループT-trip にてツアーを行う。

そして、もう一つのバンド Gt下田雄人 Ba日野JINO賢二 Pf柴田敏孝 DR菅野知明 とToto's best Friendsを結成。 注目のギターリストである。

また、アレンジャー、コンポーザーとして大沢たかおのDVDにおいて、作曲/アレンジ/演奏を手掛け、国内線JALのBGMなどにも 曲を提供。

>>下田雄人さんについて詳細はこちら